MOUNTAIN FIELD NEWS

マウンテンフィールドのお知らせ

孤高の岩峰ボツンヌーテンに登る

  • 南極のフィールドワーク
1月3日から6日にかけて南極内陸部にある露岩「ボツンヌーテン」に行ってきました。
ボツンヌーテンとはノルウェー語で「奥岩」の意味。
昭和基地から南へ180kmほど離れた大陸氷床上に、ぽつんとこの山だけが存在しています。
周辺の氷床高度は約1,000m。ボツンヌーテン山頂は1,450mです。


ボツンヌーテンは第1次南極観測隊が犬ぞり旅行によって到達し、初登頂した記念すべき山です。
ですから、南極観測隊にとっては特別な思いのある山で、その名を知らぬ隊員はおりません。
ここでは、主に地質、地形、測地といった地学系の観測が行われてきましたが、
登頂は1次隊以降、34次隊、48次隊の3回(登頂者13名)のみです。


今回(60次隊)の目的は地質調査でした。北面のルンゼに固定ロープ(7ピッチ)を設置し、
地質研究者4名と私(野外観測支援隊員)の計5名が東峰に登頂、無事に調査を完了しました。
これで、4回目の登頂(登頂者:延べ18人)となりました。



山頂からも眺めも素晴らしく、感慨深いものがありましたが、
何より、全員が無事に下山できたこと。そして計画以上の調査ができたことが嬉しいです。